知らず知らず、「大毛」と「二順」はカナダでの二年目を迎えてきました。人気高いこの2頭のパンダ、特に格好いい大毛は既にカナダでスーパー・スターになっているようです。
2013年3月26日に専用機でカナダに着いた大毛
格好いい大毛(写真はトロント動物園より)
実は大毛は完全なスーパー・スターの二代目です。母親の「福娃」(家系図番号570)は2008年の北京オリンピックのマスコットで、父親は(家系図番号540)日本から戻ってきた雄浜です。このおかげなのでしょうか、大毛は生まれてからスターの気立てを持っている個性的な存在です。
その個性の現れというと、まず大毛の一人好きがあげられるのでしょう。大毛は自分一人で遊ぶのが好きな子だから、そばからやってきたほかの子に対して大抵無視しています。食事の時、ほかのパンダが大暴れを見せてやってきたのに対して、大毛はいつもゆっくりと構えてどこかの隅に座って食事を楽しんでいるのです。しかし、こういう大毛は決して利己的な子ではありません。食物を奪いに来た子に対して、大毛はいつも自分の分を譲ってあげるし、大好きなおもちゃや、場所であっても平気にほかの子に譲ってあげるのがよくあることです。
トロントにいる大毛(写真はトロント動物園より)
このようにトロントにいる大毛は自分のユニークな魅力で数多い観光客やファンを惹きつけています。カナダとのこの繁殖と環境保育のプロジェクトを通し、成都ジャイアント繁殖研究基金会と成都ジャイアント繁殖研究基地はより多い人に絶滅危惧類動物保護への参加を促進しています。