2017年6月6日の午前2時に、在日パンダの海浜、陽浜と優浜が成都パンダ繁殖研究基地に無事到着しました。
千人以上のファンが白浜へ見送りに
2017年6月4日に、日本和歌山県のアドベンチャーワールドで特別な送別会が行われていました。1200人ぐらいのファンたちは海浜・陽浜・優浜の見送りに、その中にわざわざ動物園にいらしゃってきたファンもいたそうです。理想的な結婚相手に出会えるようにというお祝いを込めて、アドベンチャーワールドのスタッフらは海浜・陽浜・優浜の大好物をアイスケーキに作ってあげました。
海浜と陽浜は名高い良浜が2010年8月11日にアドベンチャーワールドで生んだ双子で、海浜は兄で、陽浜は妹です。優浜は2012年8月10日に生まれたその姉妹です。
顕著な実績をあげた中日ジャイアントパンダ繁殖の連携
今回帰国した海浜・陽浜・優浜は良浜と永明の間の3、4、5番目の子供です。1994年から、国務院の許可を得た成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地は日本の和歌山アドベンチャーワールドとの連携を始めたのです。22年来、中日両方はパンダ繁殖に目覚しい成果を収めていて、共同で10回の出産で15匹の赤ちゃんパンダを迎え、その中の8頭はすでに中国に帰ってきて、今回帰ってきた海浜・陽浜・優浜は9、10、11番目のパンダ「帰国子女」です。日本の和歌山アドベンチャーワールドの「浜」家族も海外に駐在している最大のパンダ家族となっています。
一ヶ月の検疫後、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地でのデビュー
帰国した3頭のパンダを迎えるために、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地はずっと前から美味しい筍などを準備しておきました。パンダ基地の疫病予防センターの楊智さんの紹介によると、栄養と味のどっちから見ても笹より筍の方がいいですから、まもなく慣れてくれるだろうと思いますが、補助食品としてのクッキーからパンダケーキに変えるのは段階的な移行の形をとり、追加と調整により、四川の味に適合させる予定だそうです。
成都出口検査検疫局の規則により、海外から帰国したパンダには30日の検疫期が必要だとされています。この30日の間に、急性ストレス障害が起きる可能性があるから、パンダが飲食や、環境、言語などの変化に慣れてくるのを待つほか、健康検査、免疫予防と駆虫などもします。またパンダの閉鎖された檻も毎日消毒しなくてはいけないことになっています。一ヶ月の検疫期が終わると、一般公開される予定です。
成都に到着したパンダ兄妹
优浜
阳浜
海浜