僕とママの「エァヤー」

 

　皆さんこんにちは！僕がみんな大好きな夢夢だよ！双生児の長男でありながら、丸々な顔を持っている僕は当たり前のように飼育員のみんなに甘やかされていますよ。

 

 

　でも親方としての僕の毎日もたいへんだよ。子供たちを連れて遊ぶのは本当にしんどいですから。ミルクでも、笹でも、木の上の居場所でも……何でもかんでも奪いに来るから、疲れますよ！すこしぐらい脅かさないと、僕に何も残ってくれない……

 

 

　こう思うだけてもう疲れてたまらないから、まぁいいや。「人生」はリラックスして過ごした方がいいとよく聞いていますが、早く寝ましょう！じゃないと、クマがまたひどくなりますから。

 

 

　ほら、あっちでママも休んでいるでしょう。さすが僕のママだ。この落ち着いたぶりをよく学ばないと！

 

 

　よく休んでからちょっと運動でもしましょう------管理役としての親方に体力が必要だから。

 

 

　「高いところからしか遠く見えない」という俗語があるから、僕もあそこの高いところへ「領地」を眺めに行くつもりだったが、ママに後ろから抱かれて……ママ何でだよ！

 

 

　ママのせいで落ちてきたのに、ママは意地悪そうな顔で笑っている。ママ！！！このようにいじめられれば僕は怒るよ！一応僕もみんなの親方だからさ。

 

 

　僕も馬鹿ではないからさっさと逃げましょう！子供たちをいじめるのが平気だが、こんな大きいママと戦うのは……人間にも「賢い男は、みすみす損をするようなことをしない」という諺があるじゃない？